お菓子教室スタジオジェンマの高橋です。
お菓子を作るとき、まず何を考えますか?
誰に作るか。
何の素材にするか?
いつ食べるのか?
何人なのか。
焼き菓子なのかクリーム菓子なのか?
いろいろあると思いますが、まず作ろうと思う、理由が必ずあるはずです。
オリジナルレシピを作るときというのはどんな時なのでしょうか?
本で好きなレシピがある。もしくは習ったことがあるケーキで美味しいものがある。
友人にプレゼントするなら、オリジナルレシピでなくても自分が美味しいと思うものを再現して作って
プレゼントすれば問題ありませんよね。
ではオリジナルレシピが必要な時ってどんな時でしょうか?
私の場合、オリジナルレシピを作るときというのは
■商品開発を依頼されたとき
■毎月の教室のレシピを考えるとき
■アレルギーの方や糖尿病の方など食べられるものが限定されているときのお菓子作り
■本や雑誌などにレシピ掲載をするとき
私はこのようなときに作ります。
まずテーマを考えましょう。
テーマというのは・・・例えば、以下のような具体的な誰に向けたどんなお菓子かが明確になる
くくりのようなものです。
・小学生の子供の誕生日ケーキ
・母の日に贈る(送る)母の好きなリンゴを使ったスイーツ
・教室のレッスン用の10月メニュー
・小麦アレルギーの方に注文いただいたグルテンフリーのお菓子
・バレンタインのお菓子
・カフェに卸すケーキ
・友人宅の持ち寄りパーティーに持参するお菓子
などいろいろあると思います。
まずそれを考えたらその次は・・・上記の例を一つとって考えてみましょう。
販売に使用するものならコストはどのくらいにするのか。計算なども入ってきます。
【例えば小麦アレルギーの方に注文いただいたグルテンフリーのお菓子】
だとします。
何か自分で美味しいパウンドケーキの配合を持っているとします。
その小麦粉(薄力粉)を米粉に変えれば果たしてそれで美味しいケーキになるのでしょうか?
答えはNOです。
そもそも米粉と薄力粉では水分の吸収が違います。
米粉は時間をかけて水分を吸収し、そして粉より多くの水分吸収をします。
ですから、生地作りをして型に流すまでは同じように見えたとしても
焼いている間にも水分をどんどん吸っていってしまい、結果、固く締まりもそもそするパウンドケーキになってしまいます。
同じ配合で、一番右が全て米粉に入れ替えて作ったものです。かたまりのように見えますね。
比べなければよくわからないのかもしれませんが。
オリジナルレシピを作るためには、それなりの材料の知識が必要です。
スキルアップLABOのレッスンではどういう配合で作るとどういう味で、どういう食感になるのか
作り比べをしていきます。
粉の種類を変えたり、入れる砂糖の量や卵の量を変えて食べ比べをします。
その状態が分かるようになると自分でレシピを考えるのはとてもスムーズになります。
ご興味のある方はお問い合わせくださるか体験会にご参加くださいね。
いろいろとサポートさせてただきます!
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
*Written by スタジオジェンマ高橋教子*
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